龍-物語龍-絵本龍-イラスト龍-事典・研究龍-映画龍-音楽龍-漫画龍-ゲーム龍-アニメ龍-その他管理人から…未分類
龍・ドラゴンに関する書籍等を紹介しています。ジャンルは物語、絵本、イラスト集、事典など。 ブログタイトルをクリックするとトップページに飛びます。
--.--.-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006.12.23 Sat
 
            ryuunotosi


 画像をクリックすると写真が拡大されます。
 
 「竜の年」「ROK SMOKA」

 著者:ヨアンナ・ルドニャンスカ
 訳者:田村和子
 絵 :横山由巳

 出版:未知谷
 ISBN:4-915841-80-4

 価格:1400円+税
 印刷:1999年1月20日
 発行:1999年2月15日

 「現実と幻想のファンタジー  竜は堂々として美しく、何よりも自由だ!14歳のシルヴィヤは自分探しの旅に出た。A.リンドグレーンやM.エンデも受賞した国際賞コルチャック賞受賞のファンタジー」

 「竜の年とは愛情が裏切られた年であり、自分と自分の身近にいる者たちのアイデンティティを探る年、そして子どもから大人へと変わる年でもあります。現実と幻想の世界、虚偽と真実の世界、金髪に象徴される世界と、縮れた黒髪に象徴される世界、そして人間の世界と竜の世界を行き来する中で、主人公シルヴィヤは真実を求めて闘い、少女から大人へと、まるで人間が竜へと変わるようにドラマチックに変わってゆきます。(「訳者あとがき」より)」

 目次:Ⅰ~Ⅶ 訳者あとがき


 ファンタジーといえばイギリス、最近ではアメリカ…といったところでしょうが、これはちょっと珍しい「ポーランド文学」になります。

 竜に変身する父を助けるために、自らも魔法で竜になる少女シルヴィヤ。不思議な家系に生まれた少女は自分の運命と向かい合い、そして竜に立ち向かう。

 スリルがあるというよりも、静かに変化していく雰囲気が独特な作品です。文章は自伝のような、日記のような、出来事を振り返りながら話しているような訳になっています。

 舞台はもちろんポーランド。少し古い作品なので、中に「戒厳令」が出てきたり、地域として「収容所から出してくれない」など、時代や地域的な内容が多く含まれています。

 物語に登場する竜は三頭竜です。キングギドラのような感じでしょうか。主に登場するのが父で、中盤からシルヴィヤが竜になり、竜の世界では姉妹竜や母竜などが登場します。

 竜の恐ろしさもありながら、西洋風の邪悪なイメージだけではなく、堂々として美しいものとしても描かれ、シルヴィヤは竜を倒すことが目的でありつつも、竜に憧れも抱きます。そして竜は何よりも自由として描かれています。

 他の作品とは全く違った内容の物語です。もし機会があれば読んでみることをお勧めします。全139ページなのですぐに読み終わるのではないかと思います。

 物語の終わり方がちょっと不思議、というかあまり細かい説明がない展開になっています。そこは想像にお任せします。

 少々話の展開が突然すぎるように感じるところもありますが問題は無いかとおもいます。

 この作品は児童文学としてでもなく、また大人向けの作品としてでもなく書かれているので、誰でも読み込むことが出来ると思います。



 いつの間にか30,000HITを越えていました。いつも見てくださって本当に有難うございます。そしてこれからも、新年も宜しくお願い致します。
管理者にだけ表示を許可する

TrackBackURL
→ http://lasksnow.blog53.fc2.com/tb.php/106-73c77ca0
Template by まるぼろらいと
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。