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2009.08.04 Tue
 
            竜次と竜と蛇の物語

 画像をクリックすると写真が拡大されます。
 
 「竜次と竜と蛇の物語」

 文:矢田健
 絵:根来裕子

 出版:新風舎
 ISBN:4-7974-4554-8

 価格:1200円+税
 初版:2004年10月15日

 「太古から受けつがれてきた伝説の竜と人との不思議なつながり。少年は、竜の子孫の力をかりて火の国に旅立つ。」(本書帯より引用)

 「伝説の竜はもしかしたらいるのかもしれない。蛇やトカゲは竜の子孫なのかもしれない。人間tお竜と蛇との意外な関係が時空をこえて展開される奇想天外な冒険物語。」(本書帯より引用)

 「竜次は、竜の物語を空想する不思議な少年。ある日、お気に入りの“ほこら”に行った竜次は、白蛇のロンに、蛇はもともと竜だったことを教えてもらった。そして竜次は、ロンとともに竜の故郷へ。そこはまっ赤な火の国だった……。」(本書カバー折込部より引用)

 目次:

 ・第一章 竜のほこら
 ・第二章 竜の物語
 ・第三章 竜の道と蛇
 ・第四章 竜次と火の国の竜たち
 ・第五章 竜巻と白い竜
 ・第六章 竜次たちの帰り道





 今は無き新風舎の書籍です。2009.8.4現在、他社からの刊行は無いようです。某所で破格の値段で中古が出ています…。現在絶版扱いの書籍です。

 主人公竜次は幼い頃、お母さんからたくさんのお話を聞かせてもらいました。それはお母さんの創った物語で、竜が登場します。竜は人間の味方であり、時には人間を助けてくれる優しい竜でした。いつしか竜次自身は竜の物語を創りだすようになりました。竜次の心の中には想像の翼を持った竜たちがいきいきと飛び回っていました。
 しかし、お母さんが亡くなったこと、その後すぐお父さんが仕事(火星への有人探査)で家を離れたことが原因で、毎日一人、森の中にある竜を祀るほこらにいっては一人物思いにふける日々を送っていました。
 ものおもいにふけっていた竜次の足元に、突然一匹の子供の白蛇ロンが現れます。ロンは12年に一度このほこらで開かれるという竜のお祭りに誘われます。そこで竜次とロンは蛇たちの前で竜の物語を語ることになります。竜次は竜の物語を創作するのが得意でしたし、ロンはとても上手に絵を描くことができました。
 竜は遠い昔人間と一緒に暮らしていた。竜が人間に知恵を与え、いつしか人間が欲を持ち竜を尊敬しなくなった。竜は人間から離れるも竜狩りが行われ逃げ場がなくなった。最後に竜は人間が決してこれない場所、火の国へ旅立ったが、ある竜が人間との架け橋になりたいと言い、姿を変えてこの場に残ったこと。それが爬虫類であり、蛇であること。
 語り終えたあと、ロンは竜次に「竜に会いに行こう」と誘います。蛇だけが作れる竜の道に、人間が存在が確かであれば望む場所へいけるというのです。しかし竜の存在に半信半疑の竜次は誘いを断ります。
 その夜、竜次に悲しい知らせが届きます。お父さんが火星で竜巻に巻き込まれ消息不明になったと。竜次はほこらに行きロンにお父さんのところへ連れて行ってほしいと願います。ロンは快く引き受けます。というのも、ついでに竜へ会いに行きたかったからです。
 ついたのは火星…のはずが火の国という、本当に竜がいる場所でした。竜次とロンを警戒する竜たち、必死で訴える竜次。

 というお話です。火星でなく火の国についてしまった竜次たちは竜たちに信じてもらえるのか、そしてお父さんを助けられるのか、そもそも竜は存在するか。

 もしかすれば、このブログを見てくれている方々には竜次と同じようなことを考えている方もいるかもしれませんね。竜が大好きで、お話を創るのが好きで、心の中に竜がいて、竜を尊敬し、さらには竜になりたいと思うがいるかもしれませんね。

 本書で好きな言葉が2つありました。

 「やっぱり竜は、語られないかぎり、生きていけないんだなあ」
 「創ることは、信じるということと同じなのよ。それは確かになにかが生まれると、思うことでしょう?」
 
 という部分です。個人的にとても好きです。

 竜に会ってみたいけどでもどうすればいいかわからない方、竜次のように竜のお話を創るのが好きな方、伝説に残るように、悪い竜が人間に倒される話に出てくる竜がかわいそうだと思う方、是非読んでいただきたいです。優しい竜に憧れ、会ってみたい方は特に。

 といいましても、絶版ですし自費出版系の出版社でしたので探すのは困難かと思いますが…
 
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