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2009.08.05 Wed
 
            奇怪動物百科

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 「奇怪動物百科」 <ライフ・イズ・ワンダフル>シリーズ 
 早川文庫社会文化 NF299

 原題:Curious Creatures in Zoology (1890)

 著:ジョン・アストン (John Ashton)
 訳:高橋宣勝

 出版:早川書房
 ISBN:4-15-050299-4

 価格:740円+税
 文庫版初版:2005年6月20日

 「近代科学成立以前に著された紀行書には、自分の大足で日陰をつくって涼む人、植物の茎と臍でつながったヒツジ、樅の木から生まれる鳥など、異境の奇怪でどことなくユーモラスな人々や動物たちが闊歩している。それらを描いた図版はファンタスティックな躍動感に溢れ、現代の私たちをも魅了してやまない。私たちは昔から「へんな生きもの」が好きだったのだ。古来の書物から採られた図版を満載し贈る動物誌。」(本書カバー裏より引用)

 目次:

  ・はしがき
 ・人間
 ・アマゾン
 ・小人族(ビュグマエイ)
 ・巨人族
 ・初期の人間
 ・野人
 ・毛深い人間
 ・オラン・ウータン(シミア・サテゥルス)
 ・サテゥロス
 ・スフィンクス
 ・サル(類人猿)
 ・動物の奇癖
 ・マンティコラ
 ・ラミア
 ・ケンタウロス
 ・ゴルゴン
 ・一角獣(ユニコーン)
 ・サイ
 ・クズリ
 ・熊
 ・狐
 ・狼
 ・狼人間
 ・羚羊(れいよう・アンテロープ)
 ・馬
 ・ものまね犬
 ・猫
 ・ライオン
 ・レオントフォヌス、ペガサス、クロコッタ
 ・レウクロコタ、イエイル、後ろへ進む牛
 ・動物の治療法
 ・スウ
 ・植物ヒツジ
 ・キマイラ
 ・ハーピーとサイレン
 ・フジツボ・ガン
 ・不思議な卵
 ・月の女(ムーン・ウーマン)
 ・グリフォン
 ・フェニックス(不死鳥)
 ・ツバメ
 ・イワツバメと足のない鳥
 ・ヤマシギ
 ・ハクチョウ
 ・アレ、アレ
 ・ヤツガシラとタゲリ
 ・ダチョウ
 ・ダチョウ
 ・カワセミ
 ・ペリカン
 ・ナイルチドリ
 ・羊毛めんどり
 ・二つ頭のガン
 ・四足アヒル
 ・人魚
 ・鯨
 ・《海の修道士》と《海の司教》
 ・海牛
 ・海馬
 ・海鼠
 ・海兎
 ・海豚
 ・セイウチ
 ・メカジキ
 ・ノコギリエイ
 ・オルカ
 ・イルカ
 ・イッカク(一角)
 ・スワムフィスク
 ・サハブ
 ・キルコス
 ・コバンイタダキ(コバンザメ)
 ・サメ
 ・海のドラゴン
 ・アカエイ
 ・魚の感覚器官
 ・クラゲ
 ・海綿
 ・クラーケン
 ・エビとカニ
 ・海蛇(シー・サーペント)
 ・蛇
 ・ボア
 ・ヒュドラ
 ・ワームとドラゴン
 ・ワニ
 ・バジリスクとコッカトリス
 ・サラマンダー
 ・ヒキガエル
 ・ヒル
 ・サソリ
 ・アリ
 ・ミツバチ
  ・スズメバチ
  ・訳者あとがき
  ・解説/金子隆一
  ・人名解説
  ・動物名索引




 まだ科学が発達していなかった時代には外の世界へ旅をする人はごく少数でした。そして彼ら冒険家が見てきたものは皆信じられてきたのです。その当時の博物学者がギリシア語、ラテン語等で残した文献・図版を、1890年にイギリス文献収集家ジョン・アストンが編集したものが『Curious Creatures in Zoology』であり、今回紹介する『奇怪動物百科』です。

 目次を見ていただれれば収録範囲の広さがわかっていだけると思います。全410ページの書籍ですので各項目の内容は短いですが、それでも十分楽しめると思います。

 ちなみに、ドラゴンの項目はメインは「ワームとドラゴン」の項で19ページ分です。しかし他の項目で色々な場所に登場します。

 本書の特徴は図版です。当時の書籍に使われていたものですので、あるものは絵が上手であない博物学者自身が描いたものでしょうし、あるものはその話を聞いた人が想像を膨らませて描いたものでしょう。遠い世界の話とこの絵を見て、色々な恐ろしい、奇怪な動物たちの存在を信じていたのでしょう。目次を見ての通り、想像上の動物もいますが、現在一般的に知られている動物も数多く登場します。しかし、図版は当時のものですからとても似ていないものも出てきます。それがまた面白いのです。

 文のほうも、現存する生き物もどこか幻想的であり、幻獣も逆にどこか現実味を帯びた書き方をされています。当時はどれも本当にいると信じられていたのですから。

 ドラゴンのページはもちろんですし、それ以外の動物のページも面白く読むことができます。幻獣好きの方、動物好きの方、どちらも楽しめるかと思います。博物学者が書いたものを訳したわけですから、すごいファンタジーが登場するわけではありませんが、ある意味身近に不思議な動物がたくさん登場するすごいファンタジーです。

 幻想小説の登場人物設定にも使えるかもしれませんね。最近数多く出版されているビジュアル重視の書籍とは程遠いですが、それらと見比べながら使用するとさらに面白く読めるかもしれません。手元に一冊あると、色々便利で面白い書籍です。幻獣&動物好きの方は是非どうぞ。
 
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