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2009.11.22 Sun
 
            お月さまをのみこんだドラゴン

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 「お月さまをのみこんだドラゴン」

 再話・絵:ジョアン・デ・レオン
 訳:布施雅子

 出版:新世研
 ISBN:4-88012-141-X

 価格:1600円+税
 発行:2003年3月6日

 「むかし、空にはお月さまが七つ転がっていました。七つとも同時に満ちたり欠けたり、それは何ともいえないほど美しく、下界の人々を魅了していました。海に住む大きなドラゴンは、それらの美しい月を見て食べてみたくなりました。好奇心旺盛なドラゴンは、パクン!パクン!と次々に月をのみこんでいきます。そして、とうとう最後の一つになってしまいました。「さあ、みんなでお月さまを守ろう!」天の神さまと下界の民が一丸となって立ち向かいます。このお話は、フィリピンのセブ島に古くから伝わる民話です。」(本書カバー折込部より引用)






 フィリピンのゼブ島に伝わる民話の絵本です。出版社の新世研はもうありませんので絶版書籍になります。

 内容は上記引用の通りです。

 ドラゴンの名前はバクナワ。詳細はウィキペディアにお任せしようとおもいます。どこまで信用するかは各個人の判断にお任せします。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%AF

 本書の場合は、七つの月は 天に住むバサラという神さまが転がしたとなっています。

 海に住むバクナワはその月をみて「まるで、あめだまみたいだな。」と思ってしまったようです。ミルク味にはちみつ、パパイヤ、メロン…とてもおいしそうに見えてしまい、まず一つパクン!と食べてしまいます。すると、お月さまが体の中を転がって、くすくすとこそばゆくて気持ちいいではありませんか。しかしお月さまは最後は溶けてなくなってしまいます。ガッカリするバクナワは、もう一つのお月さまも食べてしまいます。でもまた溶けるので、三つ目、四つ目…。最後の一つを食べようとしたとき、バサラが目を覚ますと同時に、下界の民がどうかお月さまを食べないようにと楽器をならし大声をあげバクナワを呼び止めようとします。神さまのバクナワは人間に姿を見られてびっくりしてしまい、あわてて海へと戻ります。バサラは最後のお月さまを守るため、お月さまに竹薮を植えて輝かないようにしました。そうすればバクナワに見つからないだろうということです。しかし、お月さまがまん丸に輝くときには見えてしまい、バクナワはバサラが眠ってるのを見計らって食べにくるのです。そのときは下界の民が楽器をならしながらバクナワを追い払う…。

 というお話です。最後に、まん丸のお月さまをよくみると、バサラが植えた竹薮がみえるでしょう、となっています。つまり、日本で言う兎の餅つきですね。

 実際の民話ではどうかわかりませんが、本書では食いしん坊の可愛いドラゴンになっています。(これを可愛いと思うかどうかは人それぞれでしょうが…)

 本書の絵も素敵です。新世研の本は新品で手に入れることはほぼ不可能でしょうから、もし状態の良い古本を見つけたらラッキーですよ。どこかで見かけましたら是非手にとって見てください。
 
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