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2010.06.21 Mon
 
            黒龍とお茶を

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 「黒龍とお茶を」 ハヤカワ文庫FT113 FT-マ-2-4

 著:R・A・マカヴォイ
 訳:黒丸 尚

 出版:早川書房
 ISBN:4-15-020113-7

 価格:440円(昭和63年当時)
 印刷:昭和63年7月20日
 発行:昭和63年7月31日

 「娘のリズからの突然の電話。どうやら何かやっかい事に巻き込まれたらしい。母親のマーサは娘の窮状を救うため、はるばるニューヨークからサン・フランシスコへとやって来た。だが、リズの姿はどこにも見あたらない。娘の身にいったい何が起きたのか。不安を胸に娘を捜すマーサの前に一人の中国人が現れた。名前をロングというこの初老の男、実は自分は太古の龍の化身だと言うのだが……。 <魔法の歌>三部作で知られるマカヴォイが、奇妙な初老のカップルをシャレた会話とユーモアあふれる筆致でほのぼのと描いたモダン・ファンタジイの秀作!」(本書裏面より引用)






 もう20年近く前の小説になります。ハヤカワから出版されていた「黒龍とお茶を」。

 まず最初に、残念ながらこの作品ではドラゴンブレスを炸裂させることもありませんし、龍が空を飛ぶ事もありません。

 娘のリズを探しにやって来たマーサは、泊まっているホテルで初老中国系の男性メイランド・ロングと出あう。ロングはマーサと共にリズ探しを手伝うが、リズは大きな事件に絡んでいて、ロングとマーサの身にも危険が及び…というお話。一応、FTなのですが、内容はロングとマーサのラブストーリーです。

 ロングの正体は、真実を探し続ける「黒龍(ブラックドラゴン)」。真実を教えてくれる師匠を探し続け旅けている。となっていますが、ロングが人間から龍になったり、その逆であったりといった事はありません。なぜ人間の姿で居るのかは、本文で明らかになりますが、それ自体もロング自身が語ったもので、本当の事かどうかは読者まかせです。そんなロングは、非常に紳士で、博識で、またある程度強く(龍ほどではないが)、読んでいて非常に魅力的な素敵な人物です。

 作品では、FTであるけれども、事件はコンピュータのプログラミングに関わる部分が多く登場したり、ロングの愛車シトロエンのサスペンション(ハイドロニューマチック?)の部分が細かく書かれていたりと、なにかと理系か部分が登場するのですが、対照的にマーサは全くの機械オンチという設定なので詳しくても、詳しくなくてもそれぞれ楽しめる書き方となっています。

 黒龍そのものは登場しませんが、黒龍が長年探し続けてきた真実や、その生き方など、とても面白く読める作品だと思います。絶版書籍ですので手に入りにくいかもしれませんが、古本はプレミアがついている訳でも無いので安く手に入れられると思います。是非一度、烏龍茶を飲みながらお読み下さい。
 
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