龍-物語龍-絵本龍-イラスト龍-事典・研究龍-映画龍-音楽龍-漫画龍-ゲーム龍-アニメ龍-その他管理人から…未分類
龍・ドラゴンに関する書籍等を紹介しています。ジャンルは物語、絵本、イラスト集、事典など。 ブログタイトルをクリックするとトップページに飛びます。
2015.04.21 Tue
 
            竜の夏

画像をクリックすると写真が拡大されます。
 
 
『竜の夏』

著:川又千秋

出版:徳間書店 徳間文庫215-3
ISBN:4-19-577728-3

価格:定価300円(出版当時消費税は無し)
初刷:1984年10月15日

目次:
・花の章 青い夏
・蝶の章 赤い夏
・人の章 白い夏
・竜の章 黒い夏
・終章 終わりなき夏
・あとがき

「夏をもたらす竜ダグラが棲む谷ラルーダ村は、年々冷え食糧も不足しはじめた。占い水の波紋を読む術師ヴォン・ジルはこの冷夏が数年続くことを予知、近隣の村人は故郷を捨てて暖い南の地へと去った。占い水の波紋は、三年後の大変動を示していたが、その波紋に一点の輝きが見えていた。 竜ダグラは老いていたのだ。だが、その傍にいつも若い娘ナウラが居た。 本格派の旗手が贈る長篇書下しSF。」(本書カバー裏表紙より引用)





もう30年も前の作品となります。
FTとSFの中間くらいのお話に感じます。
舞台は高度文明が崩壊したあとの世界。そこで質素に生きる人たちが主役です。人間のようで、ちょっと人間とは違うのですが。
世界観でいえば風の谷のナウシカを思い浮かべていただくと、非常に近いものになるかと思います。

この世界では、太陽から竜(ダグラ)が夏を運んできます。ダグラは子供以外を寄せ付けないのですが、ラウナだけはちがっていました。ダグラは言葉こそ交わさないのですが、ダグラとラウナを結びつきが物語の鍵になります。

年々夏が短くなっていく。そこに伝統的な「占い」とSF要素を組み合わせて、小さな村の気候変化からとても大きな変化へと話が進んでいきます。

30年前の物語ではありますが、古さを全く感じさせず一気に読める作品です。
竜が大きく活躍するような冒険小説ではありませんが、竜と少女(から大人になっていくところ)の交流など、SF扱いの物語ですがFT好きにも楽しめる一冊かと思います。
竜の神秘さが巧みに表現されている物語です。かなり古いので古本屋で探すのも大変かと思いますが、ネット書店では安く出ているので是非探してみてください。
 
管理者にだけ表示を許可する

TrackBackURL
→ http://lasksnow.blog53.fc2.com/tb.php/243-a3ef8a83
Template by まるぼろらいと