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2006.02.26 Sun
 
            ryuunokisicorne


 画像をクリックすると写真が拡大されます。
 
 「竜の騎士」「Drachenreiter」

 著者:コルネーリア・フンケ
 訳者:細井直子

 出版:WAVE出版
 ISBN:4-87290-162-2

 価格:1800円+税

 「ドイツで20万部突破の冒険ファンタジーの大傑作!! 銀の竜、コボルト、ホムンクルス、バジリスク 伝説の生き物がたくさん出てくるよ!」

 「じぶんの居場所を求める旅―何ものにもおびやかされない『わが家』はどこ? 月の夜空へ竜の背にのり旅立とう チューリヒ児童文学賞ほか各児童文学賞受賞!」

 「勇気と友情、そして他者を信じる心。多くの冒険を克服しつつ憧れの<空の果て>をめざす。ハラハラドキドキの空飛ぶ旅物語。」

 「さあ!竜の背に乗って、誰にも邪魔されないユートピアを探しに行こう! 銀の竜ルング、猫に似たコボルトのシュヴェーフェルフェル、人間のみなし子ベン、そして人造小人の飛び脚などなど……。さまざまな登場人物が旅の仲間となり、恐怖や不信感を乗り越えて、勇気と友情、そして他者を信じる心をもって、さまざまな困難を乗り越えて「空の果て」を目指します! ドイツの人気女性作家が贈る壮大な冒険ファンタジー」

 目次:
 ・この本を読むすべての日本の子どもたちへ!
 ・竜の騎士/登場人物

 ・悪い知らせ
 ・雨の中の話し合い
 ・忠告と警告
 ・大きな街と小さな人間
 ・船ネズミ
 ・竜の火
 ・暗くなるのを待って
 ・まいごになる
 ・黄金の竜ネッセルブラント
 ・スパイ
 ・嵐
 ・とらわれの身
 ・バジリスク
 ・ヴィーゼングルント教授の話
 ・飛び脚の第二の報告
 ・ひたすら南に
 ・カラス
 ・ヴィーゼングルント教授の訪問者
 ・道しるべ
 ・魔神(ジン)の峡谷
 ・飛び脚の決心
 ・消えた月
 ・石
 ・ネッセルブラントの怒り
 ・インダス川の河口で
 ・思いがけない再会
 ・竜
 ・竜の騎士の墓で
 ・裏切り者、飛び脚
 ・ネッセルブラント、すべてを知る
 ・帰ってきた竜の騎士
 ・真っ赤な嘘
 ・目には目を
 ・ベンがさらわれた
 ・巨鳥の巣で
 ・消えた足どり
 ・たき火の跡
 ・僧院
 ・ネズミの報告
 ・キースバルトのはたらき
 ・ブル・ブル・チャン
 ・別れと出発
 ・追跡者
 ・空の果て
 ・月の目
 ・竜の洞窟
 ・いやだ!
 ・捕まえた
 ・計画
 ・だまされたスパイ
 ・狩りの準備
 ・ネッセルブラントの最期
 ・小人の願い
 ・竜が目を覚ます
 ・さあ、どうする?
 ・帰還
 ・よい知らせ

 ・訳者あとがき

 …と、長くなってしまいましたが、この本は最近人気を集めている「海外児童文学」の1つです。著者は、日本では「どろぼうの神さま」「魔法の声」などで有名なドイツの“コルネーリア・フンケ”です。

 内容としては、人間から隠れて棲む竜たちが、とうとう逃げる場所を失った。残る地は1つ、遠い昔に竜たちがいたという「空の果て」。しかし、本当にあるのかもわからない、探すにも危険な旅になる。このまま人間に見つかるしか…というところに、竜のルングが代表して「空の果て」を探すことを決意する。元々はルングとコボルトのシュヴェーフェルフェルの旅だったが、途中でみなし子のベン少年に出会う。色々と事件が起こるが、ベンも一緒に「空の果て」を探しに行くことなる…というものである。

 舞台ははっきりとは書かれていませんが、欧州から始まり、ドイツでベンと出会い、空の果てがあると伝えられているヒマラヤ奥地を目指す…となっています。

 児童書の割には厚い本ですが、読み易い文章ですし、内容もよく、どんどん読めてしまいました。

 この本の著者はファンタジーを通して色々な現実問題を訴えています。始まりで、竜たちが棲みかを失う目にあったのは、人間がそこにダムを建設するところからです。

 訳者あとがきより「…(前略)作者はファンタジーの重要性を訴えるばかりでなく、現実のネガティブな側面についてもさりげなく注意を喚起しています。心の中の恐怖が私たちをどう変えてしまうかということや、人間の飽くなき欲望がどんな罪悪を生みだすか―怪物ネッセルブラントにせよ、戦争にせよ、環境破壊にせよ―について示唆する作者の姿勢は一貫しています。…(略)」とあります。児童書ではありますが、さりげなく、真剣に取り組まなければならないことが沢山書いてありました。とても良い児童書だと感じました。

 この本で登場す竜は、スタイルは一般的な西洋竜、ドラゴンですが、あちらの作品に多く見られる、凶暴で怖ろしい…というイメージではありません。人間と共に旅をするくらいですから、優しいドラゴンです。

 ルングをはじめ、この本に出てくる竜は「月の光」によりエネルギーを得て空を飛ぶことができます。なので、移動はもっぱら夜中です。そして、満月の日はとても元気で、新月の日は全く元気がありません。

 他には、ネッセルブラントという黄金の竜が出てきますが、これは「錬金術」で作り出された人工のドラゴンです。鱗は全て金。なので空を飛ぶことはできません、重いため。移動は、水を通してどこへでも行くことができます。水があればどこへでもワープできるということです。

 他にも伝説の生き物である、ジン(魔神)、ロック(巨鳥)、妖精、海蛇、バジリスク…等など沢山の登場人物がいます。

 この作品でも、始まりの西洋圏(欧州等)では竜は怖れられていて、物語が進むにつれて東洋圏(ヒマラヤ等)に行けば、竜を信仰する村や地域があり、ここでも西洋と東洋の竜の違いが現されています。

 竜と一緒に冒険してみたい人にはもってこいの作品ですが、児童書としても本当に良い作品でした。大人が読んでも楽しめます。

 特におすすめしたい一冊です。
HOLIZON
http://jump.sagasu.in/goto/blog-ranking/で記事が紹介されていたので、見に来ちゃいました。(^^)また見にきまーす。
2006.02.26 Sun 01:28 URL [ Edit ]
ラスク
ご訪問ありがとうございます☆
これからも少しずつ記事を増やしていくつもりなので、またいつでも見に来てください!!
2006.02.26 Sun 13:19 URL [ Edit ]
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