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2006.02.26 Sun
 
            ryuunomenonamida


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 「りゅうの めの なみだ」

 文:浜田広介
 絵:いわさきちひろ

 出版:偕成社
 ISBN:4-03-302010-1

 価格:1000円+税

 第1版:1965年11月 第82版:2005年10月

 「人々にきらわれていた竜に同情した少年が、山の谷間に竜をたずねました。竜は、少年のあわれみに心をうたれ、目からなみだをながします。なみだは、あふれて川になりました。」


 この絵本の文を書いた“浜田広介”(1893-1973)は「椋鳥の夢」「ひろすけ童話読本」などの童話集などで有名なかたで、その作品の数々は<ひろすけ童話>とよばれているそうです。

 絵を描いた“岩崎ちひろ”(1918-1974)は代表作に「ことりのくるひ」「戦火のなかの子どもたち」などがある。淡い水彩画で描かれた絵は色使いも素晴らしく、大人も子供も楽しめます。

 本の内容は…(ネタバレ有)南のほうにあるとある国で、大昔からその国の山にいる竜は人々から、怖れられ、嫌われ、憎しみを受けてきました。あるとき、そんな竜のことをかわいそうにおもい、同情して、ある町の子が自分の誕生日のお祝いに、その竜をよんであげるために、山の谷間にいる竜を訪ねに行きました。
 竜は子どもと話しているうちに、その深い哀れみに心を打たれ、涙を流し続けます。その涙は川となり、竜は子どもを背に乗せ町へ向かいます。しかし、竜の身体はだんだんと船の形に変わっていき、町に着いたときには完全に船の形になっていました。

 というお話です。なぜ竜が船になったかというのは、この絵本を読んだらわかります。ぜひ読んでみてください。

 作者の浜田広介は巻末にこの本について「まことの愛には、そのうらずけに勇気ががあるということを、この作は意味していましょう。それと、また、清純な子どもの愛から、世の中の子どものためになろうという、大きな竜のギセイの愛がうまれました。一つの善意が、つぎの善意をうんでいくアカシ(証明)を、この作は語っているともいえましょう。」と語っています。

 絵本というのは、その短い文章の中に大切な意味が沢山詰まっている、という事でしょうね。原作は、1925年、つまり約80年前に書かれたものだそうですが、昔も今も大切にしなければならないものは変わらないのですね。

 1925年に書かれた作品は、絵本のための文章ではなかったようで、もとの長い作品を絵本用に綴り直したそうです。

 ここで登場する龍は、伝統的な東洋龍です。お話の舞台は、中国をイメージしているのではないか…と思います。

 絵本というのは、大人になってから読むと、また新しい発見ができると思います。子どもの頃に読んだ絵本でも、大人になってから読んでみるとまた違う感覚があるかもしれません。

 有名な絵本ですし、色々な画家が絵を担当しているので、同じ「りゅうのめのなみだ」でも、違う絵のものもあります。

 一番新しいものでは…

 「りゅうの目のなみだ」

 文:浜田廣介
 絵:植田真

 出版:集英社
 ISBN:4-08-299013-5

 価格:1680円(税込)

 第1版:2005年11月

 …というものがあります。私はこの本は持っていないので画像を表示することができません…実は、画像を表示した「りゅうのめのなみだ」を購入した翌日に、この新しいほうの「りゅうの目のなみだ」が発売されたもので(汗)

 短いお話ですが、とても感動的なお話です。
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